箱型擁壁工法ハンドブック2013
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3箱型擁壁は多様な機能や性能を持っています。耐震性能や排水性能などを必要とする重要な場所に適した擁壁です。特に植栽性能は擁壁周辺環境を改善できる機能を揃えています。※再生骨材は細粒分を含むので外部からの雨水等や雪解け水が小段部から浸入しない対策が必要です。積みブロックや緑化ブロックとの機能比較は?Q1A1強い地震やその他の災害でライフライン全ての確保が出来るとは言い切れませんが、平成3年の初施工から現在までの大災害(兵庫県南部地震、新潟県中越地震、岩手・宮城内陸地震、そして東北地方・太平洋沖地震)において、崩壊は1例もなくライフラインを全て維持しました。大災害の経験や、実験結果からフェイルセーフ的な機能を持つ擁壁構造の安全性をさらに高めるためこれからも研究を続けます。(「箱型擁壁」耐震性技術検討委員会報告書P.130)(新潟県中越地震と箱型擁壁工法報告書)(東北地方太平洋沖地震調査報告書)参照災害時に箱型擁壁はライフラインの確保と維持ができるの?Q2A212設計について

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