箱型擁壁カタログ
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19騒音に対する効果の提案2性能の提案ーⅠ性能の提案ーⅡ施工時の安全性34修復性の提案5急速施工が容易環境改善の提案2.6リユースの提案道路に面した住宅では、道路反対側が自然の法面でなくコンクリート擁壁構造物の場合、車両が通行することで生じる摩擦音、エンジン音などの騒音が反射し、特に夜間において安眠障害となっています。箱型擁壁は、従来から擁壁設置後、住民の方から夜間など車の音が小さくなったとの声が届いていました。箱型擁壁は壁体材に単粒度砕石を使用し、その厚みも1m以上あることで吸音効果が見られたのではないかと考えていましたが、この度、科学的な検証を重ねた吸音パネルを使用することで更に騒音の低減を図り、擁壁周囲の環境を改善できるものと考えます。今回の実験による検証から、交通騒音のピークと言われる1250Hz付近の周波数の吸音率は高いため、目指した吸音効果がある程度得られた。(吸音率の推奨値が国土交通省から提示されている:表―3)1.斜入射吸音試験((一財)小林理学研究所)吸音パネルの使用例試験体配置1(25mm、35mm、50mm・・・本試験) 速報値:0.4~0.5表-1 環境改善の提案ーⅡ斜入射吸音試験結果

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