箱型擁壁カタログ
24/38

23破壊的な地震動を受けた場合、諸条件(地盤強度が弱い、背面土の転圧不足等)が重なり、箱体同士の目地が大きく開いたり、背面土の陥没による箱体の変状など擁壁の機能を喪失している場合に、目地の修復や積直しを容易に行うことが出来ます。積み直しの場合、箱体は再利用が出来るため、新しく購入の必要がありません。又、壁体材(単粒度砕石)は激しい揺れにより背面土が混入していなければ再利用できます。土砂の混入が多い場合は、新材を購入したほうが経済的です。壁体材の多くが再使用できれば、積ブロック程度の費用で再構築が可能になります。破壊的な地震動や豪雨により被災変状した擁壁の簡易な補修方法、及び、積み替えなどについて積み直し工事は背面陥没の修復も含め15日ほどで完了しました。積直し部分作業着工積み直し工事に箱体目地材を新規採用(ネトロンシートZ31)基礎単粒度砕石転圧作業壁体材転圧作業最上段の積直し部分作業箱体据付作業地震発生前地震発生18日後 地震の影響で、1階部分が押し潰されました。二階建て家屋新潟県中越地震と箱型擁壁工法12364758修復工事完了91234567891011(段)150200300350400400500550550550設計小段幅1234567891011121314151617181920212223242526272829積み直し復旧提案図 現況復旧案積み直し部分4修復性の提案5急速施工が容易環境改善の提案2.6リユースの提案

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です