箱型擁壁カタログ
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36◆建設技術審査証明書の範囲(有効期限:平成31年3月30日)1.中詰め材、裏込め材、基礎部に用いる材料は、十分なせん断抵抗力(Φ=35°以上)が得られ、施工中等において材料の分離が  少ない材料を用い、また、背面土には通常の土もしくは改良された土を用いて構築される擁壁として使用される。2.「箱型擁壁」の適用高さは、原則的に10m以下とする。 ●留意事項 「箱型擁壁」は高さ10mを越える施工実績が数多くあるため、高さ10m以上の「箱型擁壁」については、別途発注者と協議の上、 設計・施工を検討する。1.部材の構造特性  設計で想定される荷重に対して十分な部材の構造特性を有する。2.擁壁の安定性 地震時(地震時に想定される荷重に対して)については、遠心力載荷振動実験 および弾塑性動的FEM解析結果により、十分な安定性を有している。3.施工性 勾配設定の自由度が高く、コーナー部、曲線部、縦断勾配の施工が容易に 行えるなど、施工性が良好である。4.緑化特性 施工後1〜11年を経過した植生の維持は良好で管理も容易である。 (建設技術審査証明書第0327号より)建設技術審査証明書 第0327号取得平成17年3月には、国土交通省 新技術活用システムNETISにもCB-040038-Aとして登録され、一般的な擁壁工法と して認識されました。国土交通省 新技術活用システム NETIS CB-040038-A 登録新技術等普及マニュアル(案)技術名称13 H09-05 箱型擁壁工 構造設計 土留工・擁壁工 箱型擁壁 東海農政局農林水産省 新技術評価登録箱型擁壁Lタイプは、平成16年3月には、「箱型擁壁」耐震性技術検討委員会((財団法人・当時、現一財)土木研究センター)による箱型擁壁(L)工法の定量的な検証も加えられて、可とう性のもたれ式擁壁として初の「建設技術審査証明書」を取得し、箱型擁壁工法の技術資料(設計・施工・緑化編)が、公的な検証を受けたものとして同委員会報告書に掲載され、箱型擁壁工法の普及に活用されています。 (上記建設技術審査証明書はM・Sタイプは除きます。)建築技術審査証明書はこちらのQRコードで確認できます。

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