| 箱型擁壁は、隣り合う箱体の上下・左右ともに、連結も大部分を乗せ掛け積みにもしていない可撓性構造のため、箱体に応力集中が生じにくい耐震性能を有する擁壁です。
この耐震性につきましては、財団法人 土木研究センター「箱型擁壁耐震性技術検討委員会」 (平成14年12月~平成15年9月・委員長:日本大学
理工学部 社会交通工学科 教授 巻内勝彦)におきまして、独立行政法人 土木研究所の大型動的遠心力載荷試験装置による振動実験(擁壁高14mの1/40模型を使用)や二次元動的FEM解析(壁高14m・18m)・静的FEM解析(最大壁高22m)等により、定性的な耐震性の評価と擁壁の安定性を検証し、従来の擁壁とは異なる構造特性と耐震性能の結果を得られました。
遠心力振動実験は、箱型擁壁が繰り返して地震動を受ける過酷な条件を想定して、段階的に、連続して加振レベルを上げるステップ載荷で加振を行いました。入力しました地震波の地震の大きさの目安と最大加速度は、次の通りです。
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