高い耐震性能・排水性能を共に備えた箱型擁壁工法は全国各地で採用されています。急速施工が容易で災害復旧にも最適です。

施工例・実績


栄村道月岡志久見線道路改良工事

震度6強の直下型地震に耐えた擁壁  壁高12m*延長328m
長野県栄村の村道月岡志久線は、千曲川沿いの急峻な地形に造られた道路であり、以前は1車線道路でありましたが、平成16年〜20年にかけ道路拡幅工事が行われ、土留工法として箱型擁壁が6箇所にわたり採用されました。
平成23年3月12日、栄村でマグニチュード6.7、震度6強、最大化速度1250galの直下型地震が発生しました。前日の東北地方を襲った津波の報道の影響もあり比較的小さく報道されましたが、中越地震に匹敵する規模のものでした。この地震により、ほとんどの道路が被災し、1週間程孤立となった集落もありました。
この道路で採用施工された箱型擁壁は、6箇所のうち、1箇所(延長56m、壁高12m)において、上段の1部の箱体が前傾移動し、路盤陥没がみられた程度の被災に留まりました。調査の結果、前傾移動した箱型擁壁をそのまま利用し積み直すことで擁壁全体としての構造的問題はないとされ、復旧作業が行われました。
箱型擁壁の可とう性を有する擁壁構造が地震に良好に対応し、被害を最小限に留め、早期の復旧につながったものとして、関係者から好評を頂きました。

現場状況について

使用現場 現場状況 切り土・盛り土 緑化
道路改良 曲線 盛り土 無し

現場担当からの意見

箱型擁壁採用ポイント 施工が早い・コンクリート不使用・技術審査証明・経済性
施工ポイント 基礎地盤の支持力が不足している箇所が一部あり、テンサーマットレス工法を採用して頂いたが、現場作業に影響を及ぼす事なく、順調に施工が行われました。