箱型擁壁工法ハンドブック2013
12/68

11地域によって壁体材に割栗石を使用するケースもあります。栗石を使う工事の仕様は次のようになります。1基礎も同様に天端100mm程度に単粒度砕石を使用します。(本誌P44.Q13に詳しく記載しています)2箱体を1段据付けたら、次に割栗石を箱体天端から100mmほど下まで層状に転圧締固め充填を行います。3残り100mmに単粒度砕石(S−40前後)を入れて、ランマー、ハンドガイドローラ等により密実に締固め転圧充填を行います。4次に箱体を据付け、繰り返し2同様に施工を順に行います。(割栗石内に幾分か単粒度砕石が食い込むため、単粒度砕石の量が少し余計(およそ15%程度)に要ります)安定計算時は根入れをゼロとして検討していますが、設計・施工時には原則最低500mm以上の根入れを確保します。(マニュアルP.72)根入れが深いほど、擁壁の安全性能は高まります。根入れについてQ15A15割栗石のみの設計では施工精度が著しく落ちます。栗石を使用する場合は、箱体の天端より100mmほど下まで栗石を入れて、残りをS−40前後の単粒度砕石を充填します。その繰り返しを行うことであれば使用できます。壁体材(中詰め材・裏込め材)を割栗石(50〜150mm)のみで設計することが可能か?Q14A142728設計について

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です