箱型擁壁工法ハンドブック2013
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531岩などが露出して掘削が出来ない場合は、延長側の箱体端部と山側の間にできた隙間を、礫を使用して(隙間の大きさによって違う)埋めます。その後に壁体材の充填を行います。箱型擁壁工法は箱体(A型、B型)で端部止めを行うことが基本ですが、端部止めに箱体を必要としない場合もあります。(但し、これらの場合は、端部付近を覆ふく土どすることや他の構造物に接することが多いため)2山側と箱体との隙間が大きい場合は、土どのう嚢袋ふくろに中程度に単粒度砕石を詰めたものを使用して間まづめ詰します。その際、土嚢袋の長い方側が中に入るように据えます。擁壁が完成後、土嚢を目視できる場合は、その外側に植栽土嚢の設置を行い、草を繁茂させることで土嚢腐食後、砕石の流出を防止すると共に景観にも配慮します。B型を設計していましたが、地山が深い場合はA型を使用して地山まで入れることが重要です。土嚢が見える場合は、植栽土嚢を押さえの外に使用します。地山との間に詰める石は5分勾配よりゆるく積みます。設計時には端部反転箱体をB型としていたが、掘削後地山の都合で反転箱体をA型に替える場合、基礎の延長分を必ず単粒度砕石を使用して基礎となるようにします。その場合、延長分の基礎もかごテンサーで工事を行って下さい。注意!端部用B型が使用出来ない程狭い場合に限ります。石積み又は土嚢石積み又は土嚢188189190194193192195191端部の納まりは?Q21A21-1工法について

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