箱型擁壁工法ハンドブック2013
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63直接工事費は、m2当たり通常43,000円前後(壁高や延長、壁面形状などにより価格変動)なので壁高5mの重力式擁壁や、壁高7mの大型ブロック積み擁壁などと同価格帯になり、壁高が低くても耐震性や排水性・植裁等が重視される場所ではライフサイクルコストを最小化できる効果が高いと考えています。工事費が高いのでは?Q1A1排水性能については、従来工法の井桁組擁壁と同等です。また従来工法の大型ブロック積擁壁は、土圧条件や高さなどにより控え長さが大きくなり、そのため背面土の掘削量の増加や、大型クレーンによる作業が必要になることがあります。箱型擁壁は単品なのでその必要がなく、特に壁高7mを超える擁壁については経済的で、工期は40%以上短縮できます。従来工法との違いと効果は?Q2A2234235232233経済性について

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