箱型擁壁工法ハンドブック2013
66/68

65 1.箱体箱型擁壁工法で使用する箱型形状をしたプレキャストコンクリート部材の総称例:Lタイプ・A型、B型  Mタイプ・A型、B型を箱体と言う 2.壁体材箱型擁壁工法で使用する箱体の中詰め部、裏込め部に充填する材料の総称(単粒度砕石又は割栗石)      3.単粒度砕石道路用砕石「JIS・A・5001」に規定するS−40(3号砕石)を示す採用範囲はS-40前後(2号・3号・4号)として前後のサイズを共用するため前後と表示する※P10表ー1参照  4.割栗石中硬岩以上で50−150mmのもの 5.かごテンサー壁体材(単粒度砕石)をジオグリッドで拘束して箱型擁壁にかかる土圧を基礎地盤に分散して伝える基礎構造物の総称。 6.ジオテキスタイル土木などの用途に使用される、不ふしょくふ織布及び織物で、透水性のあるシート状の高分子科の製品。広義(広い意味)ではジオテキスタイル、ジオグリッド、ジオネット及びジオテキスタイル関連製品を含めた総称※ジオテキスタイルとは英語の大地、土地に関する技術を意味するGeotechnicsと織物のTextileを組み合わせて作られた造語。※土木などの用途に使用される高分子材料の繊維製品やプラスチック製品は、総称してジオシンセティックスと呼ばれています。 7.ジオグリッド引張抵抗性のある構成要素が連結した規則的な格子構造からなるシート状のもので、土木などの用途に使用される高分子材料からなる製品。※強度の高いポリエステル糸を格子状に組み合わせ、更に特殊合成樹脂をコーティングした土木用ネット型シートです。 8.暗渠管網状管でネオドレーンパイプSD(溝付き)を示す(通常:SD-150Aを使用) 9.箱体目地材L字形ネトロンシートZ31非常に強い地震の場合、箱体が大きく揺すられると壁体材が散逸して擁壁としての機能が損なわれる可能性があります。壁体材の散逸を防止するため現在まで暫定的に板状のネトロンシートを使用してきましたが、更に耐震性能と安定性を高めるために、L字形ネトロンシートを採用することにしました。L字型に加工したことで砕石の拘束が強まり、耐震性がさらに向上します。※L字形状をした目地材は高分子材料で、従来の糸を編んだネットではなく特殊な金型による押し出し成形で作られた編まないネットです。10.吸出し防止材雨や湧水などによって、背面土の小さい土粒子が洗い流されないよう防止し、池などにおいて水面が下がる時に土砂を共に吸出さないよう防止するために使用します。ハンドブックにでてくるおもな用語の解説用語の意味

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です